【ポルシェ マカン 発売】競合車はBMW X3、メルセデス GLK、アウディ Q3

自動車 ニューモデル 新型車
ポルシェ・マカン
ポルシェ・マカン 全 8 枚 拡大写真

日本でもデビューしたポルシェ『マカン』。その競合車は、コンパクトSUVセグメントでちょうど500万円台半ばから700万円台に位置するBMW『X3』、メルセデスベンツ『GLK』、アウディ『Q3』であるという。

ポルシェジャパン執行役員営業部長兼マーケティング部長の牧野一夫氏は、「これら3台はマカンとは、サイズ、スタイルという3つの要素において、最も近しいモデルという位置づけになる」と話す。

しかし、「マカンはデザイン、セグメントナンバーワンのパフォーマンス、そしてユーザーの個性やこだわりに合わせて、カスタマイズできるオプションパーツの幅広さという点において、クラストップのクルマであると同時に、セグメント唯一のスポーツカーだ」とその特徴を強調する。

また、SUVセグメントには、価格帯やサイズを除くと多数のモデルが存在する。「このクルマの数だけ多くのユーザーがいるということなので、その方々が、今後ポルシェを選ぶかもしれない。つまりマカンは、いままでのポルシェのユーザー層とは全く別のターゲットグループが対象となり、今後のポルシェビジネスを支える、新規のポルシェファンを生み出す可能性を持った大変重要なモデルだ」と期待を語る。

現在マカンは約1500台の予約注文を受けている。その初期ユーザー層は、「他のポルシェのオーナが多く、属性も医者や自営業などポルシェユーザーに似ている」と牧野氏。「年齢層は若い方から年齢の高い方まで幅広い。年齢が高い方では、『カイエン』ほど大きなクルマはいらないので、このくらいのサイズのクルマが欲しく、実用性は必須だ。また、昔はスポーツカーに乗っており、いまもスポーティな走りは欲しいというユーザーが購入している」と現状を説明した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  2. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  3. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  4. ランボルギーニ、新型車を間もなく発表へ…電動『ウルス』の可能性も
  5. SHOEIが新型フルフェイスヘルメット『GT-エアーIII』にグラフィックモデル「DISCIPLINE」を設定
  6. アルピナ『B3』が2度目のフェイスリフトへ! リムジン&ツーリングをWスクープ
  7. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  8. ホンダの新型SUV『WR-V』、発売1か月で1万3000台を受注…月販計画の4倍超
  9. テスラ モデル 3、新グレード「パフォーマンス」を追加…最高速度262km/h
  10. レンジローバー最初のEV、プロトタイプの写真を公開
ランキングをもっと見る