【フォード エコスポーツ 試乗】手ごろな価格のコンパクトSUVは足回りが秀逸…松下宏

試乗記 輸入車
フォード・エコスポーツ
フォード・エコスポーツ 全 14 枚 拡大写真

フォード『エコスポーツ』は『フィエスタ』の基本プラットホームをベースに作られた世界戦略の小型SUVだ。新興国などもターゲットにしたクルマで、日本にはタイ製のクルマが輸入されている。

【画像全14枚】

外観デザインは塊感があり、大きめのフロントグリルと合わせて独特の存在感を主張する。インテリアはコンパクトクラスながら、独特のデザイン処理が施されることで、安っぽさを感じさせず、一定の質感を確保している。

サイズの割に室内空間はまずまずの広さで、ラゲッジスペースは標準状態で333リットルから、6:4分割のダブルフォールディング機能付きリヤシートを倒すと、最大で1238リットルにまで拡大する。豊富な収納スペースと合わせ使い勝手は上々だ。

1.5リットルの自然吸気DOHCエンジンは吸排気独立式可変バルブタイミング機構付きで、82kW/111N・mのパワー&トルクを発生する。際立ってパワフルではないが、1270kgの車両重量に見合った実力である。様々な走行シーンで動力性能に不満を感じることはなかった。

6速のデュアルクラッチは滑らかな変速フィールで、通常のAT車を運転するのと変わらない感覚で運転できる。

SUVなので最低地上高は180mmと高め。本格的な悪路やオフロード走行も想定に入れたものとされている。乗り心地や操縦安定性に影響する要素だが、妙にふらついた感じを与えることもなく、普通のコンパクトカーと変わらない感覚の走りを実現していた。

足回りの仕様そのものはフィエスタ用がベースとされていて、SUVボディのエコスポーツに向けて入念なチューニングが行われたという。最近のフォード車は全体に足回りが良くできている。

最近は輸入車のコンパクトSUVの競合が激しく、『クロスポロ』を始め、プジョー『2008』、ルノー『キャプチャー』などの競合車がある。エコスポーツの価格は246万円で、競合車に対して競争力がある。フォードの販売規模でこの価格設定は相当に頑張ったものだ。ホンダの『ヴェゼル』など、日本車に比べたらまだ高いが、輸入車としては納得モノの設定といえる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  2. クスリのアオキホールディングス、「cars WELLNESS」導入…従業員と社用車向けに
  3. ホンダ『N-BOX』改良新型、「CUSTOM」が表情一新…6月22日から先行予約
  4. 「カッコいい!」「いかつくなってる」ホンダ『N-BOX』改良新型で表情一新!SNSで話題に
  5. スバルの3例シートSUV、『アセント』を日本発売前レビュー!…海外報道
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. ブリヂストンが新ホースブランド「ØPTIFY」発表、タイヤ事業のノウハウ応用…水素ステーション向け水素充填ホースも
  3. ETASとエレクトロビット、ADAS向け統合ソフトウェア基盤を発表…人とくるまのテクノロジー展 2026
  4. マツダの車載CO2回収装置、走行中の貯蔵に初成功…回収量は前回比9.6倍の804gに
  5. 「もはや地図事業だけではないHERE」…人とくるまのテクノロジー展2026初出展の背景を枝代表に訊ねる
ランキングをもっと見る