アフリカ・マラウィで広がる剣道…佐賀県の小中学校が防具を寄贈

エマージング・マーケット 中東・アフリカ
関連画像
関連画像 全 1 枚 拡大写真

到着は来年2月ごろの予定
遠く離れたアフリカで、日本古来の武道である剣道の普及の芽が育っている。その歩みを手助けしようと、佐賀県の小、中学校からアフリカ大陸内陸部のマラウィに、剣道防具17組が発送された。

防具は各校の体育館などで眠っていたもので、マラウィ剣道協会の子どもたちが使用する。防具は船便で送られたため、現地に届くのは来年2月ごろの予定。

8~16歳の約40人が剣道に励む
マラウィに剣道が伝えられたのは約20年前。当時派遣されていた青年海外協力隊員が、現地で子どもたちに趣味の剣道を教えたのが始まりだ。これがきっかけで、マラウィ剣道協会が設立され、現在8~16歳の約40人が剣道に励んでいる。

国際協力機構(JICA)のデスク佐賀に、青年海外協力隊OBから、使われていない防具を役立ててほしいとの相談があったことから、各県から派遣されている隊員にメールで希望を募り、マラウィにいる佐賀県基山町出身の寺崎一生さんが協力を申し出た。

同国は人口約1640万人で、北海道と九州を合わせたほどの面積。首都リロングウェに今年1月、寺崎さんがシニア海外ボランティアとして派遣された。

道場は首都からバスで5時間かかるというが、剣道経験者の寺崎さんは月1回、道場の練習を見に行き、子どもたちが楽しそうに練習する様子や、「お願いします」と日本語のあいさつが行われ、日本古来の剣道の精神が根付いていることに感銘を受けたという。

マラウィに向けて発送された面、胴、小手には、学校名や名前が刺しゅうされたものが多いが、防具が貴重なマラウィでは、貴重な財産だという。

(画像はイメージ、Flickrより、Image:by Geoff Gallice)

佐賀からマラウィへ 剣道防具17組が送られる

《アフリカビジネスニュース》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
  6. 「スポーツバイクの王者」新型スズキ『GSX-R1000』発表! 40周年で大幅改良、日本市場復活なるか
  7. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  8. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  9. 車内で動画やサブスクが見放題!Apple CarPlayも!データシステム『U2KIT』はディスプレイオーディオ革命だPR
  10. 新型EVセダン『マツダ6e』、カーフェスト2025で英国一般初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る