出雲市~大社間(島根県出雲市)7.5kmを結んでいたJR大社線の終着駅・旧大社駅で、12月7日まで駅舎のライトアップが行われる。
大社線は出雲大社の参詣路線として1912年6月1日に開業。1924年には大社駅の駅舎が出雲大社を模したものに建て替えられた。国鉄からJR西日本に移管後の1990年3月31日限りで廃止されたが、大社駅の駅舎はほぼそのまま残され、2004年に国の重要文化財に指定。2009年には近代化産業遺産に認定されている。
出雲市産業観光部観光交流推進課とJR西日本によると、今回のライトアップは文化的・歴史的価値を持つ旧大社駅舎の活用を目的に立ち上げられた「大社駅はじまりプロジェクト」の一環。ライトアップは12月1日から12月7日まで、各日17時から21時まで行われる。
合わせて、大社駅の創生期と繁栄期を写真や資料などで振り替える企画展示「大社駅のはじまりと昭和のにぎわい」が、2015年1月31日まで行われる。展示時間は12月7日までが9時から21時まで、12月8日~2015年1月31日が9時から17時まで。