ダイムラー、リチウムイオンバッテリーの生産能力を増強

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Deutsche ACCUmotive社の独リチウムイオンバッテリー工場
Deutsche ACCUmotive社の独リチウムイオンバッテリー工場 全 3 枚 拡大写真

ドイツの自動車大手、ダイムラーは12月1日、リチウムイオンバッテリーの生産能力を増強すると発表した。

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ダイムラーは2014年4月、ドイツのエボニック・インダストリーズ社との合弁会社2社の株式を取得し、完全子会社化。エボニック・インダストリーズ社は、ドイツに本拠を置く大手化学メーカー。ダイムラーとの合弁2社は、双方がリチウムイオンバッテリーの開発と生産を手がけている。

ダイムラーが株式を取得したのは、エボニック・インダストリーズ社との合弁会社、Li-Tecバッテリー社とDeutsche ACCUmotive社の株式。エボニック・インダストリーズ社が保有していたLi-Tecバッテリー社の50.1%分、Deutsche ACCUmotive社の10%分の株式を取得し、完全子会社化した。

今回、ダイムラーは、Deutsche ACCUmotive社に対して、およそ1億ユーロ(約148億円)を投資。リチウムイオンバッテリーの生産能力の増強に乗り出す。ダイムラー傘下のメルセデスベンツ車では、『Sクラス』、『Eクラス』、『Cクラス』のハイブリッド車が、リチウムイオンバッテリーを搭載する。

Deutsche ACCUmotive社のマネージングディレクター、フランク・ブローム氏は、「今後数年間に渡り、当社製のバッテリーに対する需要が増し、成長が持続することに期待したい」と述べている。

《森脇稔》

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