メルセデスベンツ『Sクラス』に追加された『S550プラグインハイブリッド ロング』は、通常の総合保証プログラムにプラスし、4年間の特別保証が適用される。
メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部商品企画1課の木下潤一さんによると、「これはハイブリッドシステムや、電池の保証が7年ということではなく、全部が7年保証されるもので、日本のどのクルマも標準で7年保証するものはないだろう」と話す。
あえて新車購入から3年間の無償の総合保証プログラム、“メルセデス・ケア”にプラスして、4年間の特別保証を追加した理由は何か。木下さんは、「プラグインハイブリッドシステムを搭載した新しいクルマなので、ユーザーに不安を感じさせたくないのだ。例えば維持費は大丈夫なのかとか、故障の問題などを払拭するために、あえて全ての保証を7年に延長した」と説明。
しかし、プラグインハイブリッドシステムだけ保証すればよいのではとの疑問も残る。「もちろん、それだけでもユーザーの不安は十分払拭できるが、“全部”だというと、ユーザーにとってもわかりやすいはずだ。ここが壊れたときは保証が効くのかどうかなど考えずに、“全部”なので安心して乗ってもらいたい」と木下さん。
そして、「『Sクラス』で初めて出たプラグインハイブリッドに乗りたいと思ってもらえるユーザーだからこそ、我々も安心して乗ってもらいたいので、あえてこの保証を付けたのだ」と想いを語った。