JTBは、年末年始(2014年12月23日~2015年1月3日)の旅行動向を発表した。
調査は、航空会社予約状況、業界動向、JTBグループの販売状況、1200人へのアンケートから推計したもので、1969年に調査を開始して以来、今年が46回目となる。
今年の年末年始は、12月29日を休むと12月27日~1月4日までの最大9連休となり、昨年に次いで、長い連休が取りやすい日並びとなる。このため、総旅行人数は比較が可能な1996年以降、過去2番目に多い3045万人、前年同期比0.3%減となる見込み。
海外旅行人数は、同2.9%減の67万9000人で、過去最高だった昨年には及ばないものの、円高基調だった一昨年の68万1000人とほぼ同水準。過去4番目の水準。
海外旅行平均費用は、円安の影響や、日並びの良さから長距離方面も一定の人気があることから、前年同期比2.3%増の22万2000円となる見込み。
方面別では、台湾やハワイが底堅い人気を見せている。また、ここ最近人気が上昇中のベトナムやシンガポールも引き続き好調。
国内旅行人数は同0.2%減の2977万1000人と微減の見通し。国内旅行平均費用は同3.7%減の3万0800円。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや世界遺産に登録された富岡製糸場が引き続き人気なほか、スキー場も引き続き人気としている。