長距離格安航空会社エアアジアXの創業者、トニー・フェルナンデス氏は、来年札幌及びハワイ線の就航を計画していると明らかにした。またロンドン線も再開すると述べた。
トニー氏は英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」の取材に対して、原油の価格が下がっていることから、路線ネットワークの見直しを実施していると言明。ロンドン線の再開はもうすでに進めており、パリ線の再開についても検討を行っていると述べた。
エアアジアXは過去2年間にわたり、中距離の路線に注力するためロンドン、パリ、ニュージーランド、イランなどの路線の運行を休止していた。
トニー氏は、マレーシア航空が運賃の見直しを実施したことでエアアジアの事業成長が低速化したとコメント。今年3月と7月に起きたマレーシア航空のMH370、17便の事故の影響で、マレーシアの経済は落ち込み気味だったが、回復の兆しが見られると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、12月3日)