【新聞ウォッチ】「今年の社長」2年連続で1位が孫正義氏、2位も豊田章男氏

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ソフトバンク 孫正義社長
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年12月4日付

●自公300超す勢い、衆院選序盤情勢本社調査、民主伸び悩み(読売・1面)

●欠陥エアバッグ、米公聴会タカタ批判、全米リコール明言せず、「失望した」(読売・1面)

●ジェットスター「関空-香港」5990円から、来年2月末就航(読売・6面)

●米14年新車販売、1600万台超へ、7年ぶり景気回復追い風(朝日・9面)

●「今年の社長」孫氏1位、先見性に評価、産能大調査、2年連続(毎日・7面)

●はやぶさ打ち上げ成功、小惑星探査世界リード(産経・1面)

●ガソリン20週連続下落、1年ぶり安値(東京・7面)

●ホンダ、全米でリコール、タカタが全面協力、トヨタは共同調査提案(日経・3面)

●タイで「エコカー」出遅れ、トヨタ、成功体験が足かせ(日経・9面)

●三菱自、全店に急速充電器、EV普及へ16年に700店、大半は24時間対応(日経・11面)

●トヨタ、豪州工場跡地に教育施設、コンサルや運転講習(日経・13面)

ひとくちコメント

企業の経営者らが最も優れていると思われる経営トップに投票する「今年の社長」を産業能率大学が発表した。それによると、ソフトバンクの孫正義社長が2年連続の首位。2位も、前年に続いてトヨタ自動車の豊田章男社長が選ばれたという。きょうの毎日などが取り上げている。

孫社長はアリババグループなどの世界規模での投資や新規分野への積極的な事業展開が評価された。また、豊田社長は世界に先駆けて燃料電池車の一般販売を今月15日から開始するなど、注目度は高く、回答者から「名実ともに日本一」と評価する声もあったそうだ。

その豊田社長、今年の抱負として「日本の『元気』と『笑顔』を取り戻すために邁進する」と述べていたが、1年を振り返ると「あまり笑顔でもなかった」とやや悲観的。「豪州からの生産撤退など辛い決断もあった」からだという。

タカタ製エアバッグ問題を巡り、トヨタは独立した第三者機関を設置して欠陥の原因を分析すると発表。日米欧の自動車メーカーにも参加を呼びかけているという。東日本大震災では被災した半導体部品メーカーのルネサスの復興には、当時の日本自動車工業会の志賀俊之会長(日産自動車副会長)の呼びかけによってオールジャパンで支援していた。

現在、自工会の会長職はホンダの池史彦会長だが、タカタ製とは別の度重なるリコール問題を抱えるなどのお家の事情から“頭の上のハエ”も追い切れない状況で、11月は定例記者会見も見送られたほど。

タカタ問題についても自工会を中心に、リコール問題では貴重な経験を積んだことのある豊田社長がリーダーシップを発揮して早急に対応策を講じることも必要だろう。

《福田俊之》

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