IRジャパン、HVやEV向けの耐圧600V車載用IGBT 2品種を発売

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IRジャパン・AUIRGP66524D0/AUIRGF66524D0
IRジャパン・AUIRGP66524D0/AUIRGF66524D0 全 1 枚 拡大写真

IRジャパンは12月5日、電気自動車やハイブリッド車のエアコン用コンプレッサなどの小型補助モータ駆動用途向けに最適化した、耐圧600Vの車載用IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)2品種を発売した。

新製品となるAUIRGP66524D0とAUIRGF66524D0には、IR社のCOOLiRIGBTプラットフォームを利用し、ソフト・リカバリー・ダイオードとともに1つのパッケージに収めた。公称電流は、2品種とも24A。コレクタ-エミッタ間飽和電圧VCE(on)が低いため消費電力を低減でき、さらに最大接合部温度は175度で、高い電力密度を実現する。

今回の2品種のパッケージは、リードが標準の長さのTO-247と、リードが長いTO-247。2品種とも150度での短絡耐量は最小値で6μs。最大定格電圧まで最大定格電流を供給可能な逆バイアス安全動作領域(SRBSOA)が、丈夫さを強化する。また、VCE(on)の温度係数が正なため、大電力用途向けに、簡単に並列接続して使うことができる。

AUIRGP66524D0とAUIRGF66524D0の10万個購入時の単価は、いずれも1.51米ドル(約181円)からとなる予定。

《纐纈敏也@DAYS》

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