JTBは、JTB首都圏がクルーズ専門店「JTBクルーズ銀座本店」をオープンしたと発表した。
日本人観光客のクルーズ需要は毎年伸びており、ここ数年、日本に寄港する外国船も増えていることから、日本人観光客向けクルーズ事業拡大に着手する。
JTBグループでは、クルーズ事業の中心的な役割を担ってきた高品質専門店「JTBロイヤルロード銀座」(JTB首都圏)と、PTSのクルーズ企画部門を統合した「クルーズ事業部」を今年10月に開設した。
今回は、フラッグシップとなるクルーズ専門店「JTBクルーズ銀座本店」をオープ。「JTBロイヤルロード銀座」のメインブランドの一つであったクルーズを独立・専門店化し、経験・知識の豊富なスタッフを全国から結集するとともに、仕入機能を強化する。
これを機にクルーズ商品のブランド総称を「JTBクルーズ」へと刷新、高品質・高額なクルーズ商品に加え、競争力のある廉価型商品の企画・販売にも力を入れる。
ラグジュアリー型「JTBクルーズプレミア」と価格訴求型「JTBクルーズバリュー」を中心に展開するほか、国内パッケージツアー「エースJTB」で展開してきた国内クルーズの一部も統合し、国内外を広く網羅するクルーズブランドとする。
JTBグループの2013年度のクルーズ取扱いは約3万5500人、国内のシェアは約15%だが、2020年にはシェア20%を目指す。