10~11日に岡山国際サーキットで開催されるスーパーフォーミュラ(SF)のテスト走行に参加する小林可夢偉。その出走チームが「Team LeMans」(チームルマン)であることが、8日、トヨタから発表された。可夢偉は5日にSF14のシート合わせを済ませている。
小林可夢偉のコメント(リリースより)
「先週金曜日(5日)に、岡山のスーパーフォーミュラ・テストで試乗するチームルマンのファクトリーを訪問してシート合わせをしてきました。チームのみなさんが丁寧に細かいところまでこだわってくれたので、かなりいいシートができました。2日間のテストの走行プログラムなどはこれから詳細が決まると思いますが、とても楽しみにしています」
岡山テストへの参加自体はトヨタから発表済みの可夢偉だったが、どのチームでの試乗になるかは公にされていなかった。ただ、トヨタエンジン搭載チームのうち、岡山テストに参加するチームで1日発表のエントリーリストにおいて「参加ドライバー未定」となっていたのは、インパルとチームルマンの2チーム。どちらも今季優勝経験のある上位チームであり、いずれかでの参加が有力視されていたが、今回はそのうちのチームルマンから出走というかたちになった(テストなので、現地での急な変更等が出る可能性はある。トヨタ勢では他にKCMGとKONDO、さらにメーカーテストカーが出走予定)。
また、テスト初日(10日)の走行セッション後には可夢偉を含む3名(いずれもSF実戦出走経験のない選手)の会見がセットされることも、SFのシリーズ運営団体JRPから発表されている。可夢偉以外の会見出席予定選手は、今回のテストにチーム無限(エンジンはホンダ)から参加する2013年GP2チャンピオンのファビオ・ライマーと、ナカジマレーシング(エンジンはホンダ)から参加のベルトラン・バゲット(今季はナカジマからSUPER GTのGT500クラスに参戦していた)。
あくまでも「試乗」としての参加ながら、F1参戦継続の可否を含め来季に向けての動きが関心を集めている可夢偉だけに、「SF14・トヨタ」に乗ったあとでどんなコメントを残すのか、やはり注目されるところである。