米スポーツ界へも…拡散する「I can't breathe」メッセージの深い意味

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レブロン・ジェームズ 参考画像(2014年12月8日)(c)Getty Images
レブロン・ジェームズ 参考画像(2014年12月8日)(c)Getty Images 全 7 枚 拡大写真

現地12月8日の試合で、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズなど、複数の選手が胸に「I can't breathe(息ができない)」と書かれたTシャツでウォームアップに現れた姿が、米国メディアで大きく取り上げられている。

アメリカでは現在、白人警官と黒人との間に続けて問題が起こっている。Tシャツに書かれた「I can't breathe」は、今年7月警官に首を絞められ窒息死した黒人男性が、亡くなる前に繰り返した言葉として記録映像に残っていたセリフ。

8月にはファーガソンで黒人少年が白人警官に6発の銃弾を浴び射殺される事件も起きており、デモから暴動に発展した騒動は鎮圧のため州兵が動員された。
抗議の「I can't breathe」は今も拡大を見せている。

ロサンゼルス・レイカーズは選手全員が試合前にTシャツを着て現れた。またSNSでもハッシュタグ化してつぶやかれ、様々な意見が寄せられている。
抗議運動はNFLなど他のスポーツ界にも広まっており、米国メディアでは目下最大の関心事のひとつと言っていい。

遠く離れた日本でも「無くなりつつあると習ったが、やはり黒人に対する差別はまだまだ根深いのか」「様々な訴え方があるんだなと思った」など、この問題への関心は高まっている。最初にTシャツを着たブルズのデリック・ローズについては「最初に着たローズが果たした役割はとてつもなく大きかった」と、評価する声が聞かれた。
NBAの服装規程ではアディダス社の公式ウェアを着ることが義務づけられているため、今回の抗議Tシャツには何らかの処分ある可能性も言われていた。

しかしコミッショナーは「公式ウェアを着て欲しいが、社会的な問題に選手が意見を表明することは支持する」とし、デリケートな問題だけにリーグとしては慎重に対応するようだ。

米プロスポーツ界にも広まる「I can't breathe」

《岩藤健@CycleStyle》

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