三井物産、アフリカ・モザンビークで大規模開発…800億円規模のプロジェクト

エマージング・マーケット 中東・アフリカ
関連画像
関連画像 全 1 枚 拡大写真

貨物鉄道・港湾運営も
三井物産は、アフリカ・モザンビークの石炭開発の集積地、テテ州にあるモアティーゼ炭鉱の権益をブラジルの資源大手ヴァーレから取得し、大規模な資源開発とインフラ整備に乗り出す。

モアティーゼ炭鉱の原料炭開発に参画し、さらにテテ州からナカラ港までを結ぶ貨物鉄道・港湾運営も行う。ナカラ港は将来、アジアに向けた主要積み出し港と位置づけられている。

投資額は約700億~800億円
モアティーゼ炭鉱は、現在拡張中で、2017~18年をめどに日本やアジア向けに石炭を輸出する予定。権益のうち、約15%に当たる約450億円で取得する予定。また、ヴァーレが約7割出資している貨物鉄道事業について、同社から半分の株式を譲り受ける。

ヴァーレは石炭開発を事業の中核に位置づけているが、鉄鉱石の価格下落に伴い、保有する石炭資産の一部の売却方針を示していた。三井物産の石炭、鉄道権益を合わせた投資額は約700億~800億円とみられる。

三井物産は、モザンビークの北部ロブマ沖における大規模ガス田開発事業への投資も近く決定する見込み。天然ガスはLNG(液化天然ガス)として活用、将来的にLNGを活用し、電力事業などへの参入も検討している。

アフリカは世界の原油生産の1割を占めるなど資源供給国として存在感が増している。モザンビークでは三菱商事がアルミ精錬、新日鉄住金が石炭開発を手がけている。

(画像は三井物産HPトップページから)

三井物産、モザンビークで資源開発と一体でインフラ整備 

《アフリカビジネスニュース》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 新型EVセダン『マツダ6e』、カーフェスト2025で英国一般初公開へ
  6. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  7. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
  8. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  9. 「スポーツバイクの王者」新型スズキ『GSX-R1000』発表! 40周年で大幅改良、日本市場復活なるか
  10. 車内で動画やサブスクが見放題!Apple CarPlayも!データシステム『U2KIT』はディスプレイオーディオ革命だPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る