[フォトレポート]最新の脳波測定システムを身に付けてVW e-up!を試乗してみた

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神奈川県藤沢市の「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」で開催中の「e-mobilitystation@湘南T-SITE」。脳波測定システムを活用したEV試乗“e-driving”に挑戦
神奈川県藤沢市の「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」で開催中の「e-mobilitystation@湘南T-SITE」。脳波測定システムを活用したEV試乗“e-driving”に挑戦 全 40 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループジャパンが神奈川県藤沢市の「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」で展開する期間限定スペース「e-mobilitystation@湘南T-SITE」。その初日の12月10日、脳波測定システムを活用した史上初のEV試乗“e-driving”を体験してみた。

フォルクスワーゲングループジャパンとカルチュア・コンビニエンス・クラブのコラボによって実現したe-mobilitystation@湘南T-SITEは、蔦屋書店と書籍のプロが選んだ27のジャンル、3000冊の本をソファでくつろぎながら閲覧できる空間になっている。白を基調とした同ハウスの脇には、白のフォルクスワーゲン(VW)の電気自動車『e-up!』がズラリと並んでいる。

「まずはこの脳波測定システム“感性アナライザ”を頭にセットしてください」とスタッフ。“e-driving”希望者は、免許証提示のあと、「e」の形をした白いヘッドセットが渡される。これを左の耳たぶにクリップ、おでこに端子を付けるという具合で頭にセットする。

脳波測定システムを身に付けたら、さっそくe-up!の運転席へ。スタッフから基本操作のレクチャーを受けたあと、敷地内に設置されたテストコースへ出る。「Normal」「ECO」「ECO+」の各モードで走行し、回生ブレーキの効き具合や、ガバッとアクセルを開けたときの加速感といった“違い”を体感。

日常的にガソリン車に乗っていると、e-up!の静かさに驚く。ブレーキペダルを踏むと、ディスクブレーキのこすれる音が聞こえてくるほど、ほかの音がない。e-up!の新鮮なドライブフィールに驚いているうちに、試乗はあっという間に終わってしまう。

テストドライブ中に頭に付けていた感性アナライザ(脳波測定システム)をスタッフに渡し、屋内スペースへ戻ると、小さな紙切れを渡される。「試乗していたときの脳波が測定されました。“enjoy” “exciting” “emotion”という3つの感覚のスコアを確認してください」とスタッフ。総評・運転時間・分析結果・オススメの本・オススメのコーヒーが表示されたスコア表だ。

この日、約10分の試乗でenjoyが60、excitingが53、emotionが100という結果が出た。最新の脳波測定システムから選ばれたコーヒーは、「広い心を持つあなたは、爽やかで甘味のある“小淵沢オリジナルマイルドブレンド”」。そして同じく脳波によって選ばれた本のカテゴリは、「人の話をしっかり聞くことができるあなたは、ホームパーティを開催することをおすすめします」ということで、料理やインテリアの話題を集めた本棚に誘導された。

「代官山T-SITE」にいる雰囲気でくつろげる屋内スペースで、「丸山珈琲」によるブレンドコーヒーを片手に書籍やムックなどを見ていると、「もう一回、試乗してみようかな」という思いになる。スコア表には、「あなたの脳は電気自動車の加速感や小回り性能、静粛性に満遍なく興味を持った状態です」と記されていた。

2015年2月1日から受注が開始されるe-up!。先進的な取り組みとして注目される「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」全体を体感しながら、発売前に“VWの小さなEV”に乗って、自分の気分を数値化してみるのも楽しいだろう。

《レスポンス編集部》

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