国交相、北陸新幹線延伸区間の特急料金を認可

鉄道 行政
国交相はJR2社が申請していた北陸新幹線の特急料金を認可した。写真は北陸新幹線の高架橋。
国交相はJR2社が申請していた北陸新幹線の特急料金を認可した。写真は北陸新幹線の高架橋。 全 3 枚 拡大写真

国土交通大臣は12月17日、JR東日本とJR西日本の2社が申請していた北陸新幹線長野~金沢間の特急料金を認可した。あわせて鉄道事業法に基づく鉄道施設完成検査の合格書も交付した。

今回認可されたのは普通車自由席・立席特急料金の上限。主な区間の料金の上限は東京~上越妙高間(営業キロ281.9km)が3680円、東京~富山間(391.9km)が5730円、東京~金沢間(450.5km)が6260円、長野~金沢間(228.1km)が4440円になる。

特急料金以外の各種料金や運賃を加えた場合の合計額(大人・普通車指定席・通常期)は、東京~上越妙高間が9280円(運賃5080円・料金4200円)、東京~富山間が1万2730円(運賃6480円・料金6250円)、東京~金沢間が1万4120円(運賃7340円・料金6780円)。現在の上越新幹線と在来線特急『はくたか』(越後湯沢乗換え)のルートは東京~金沢間が1万3050円(運賃7770円・料金5280円)で、それより1070円高い。

北陸新幹線は1997年に高崎~長野間117.4kmが「長野新幹線」として開業し、長野~金沢間が2015年3月14日に延伸開業する。工事延長は231.1kmで、このうちトンネルが全体の約44%を占める103.1km。最も長いトンネルは飯山~上越妙高間の飯山トンネル(22.3km)になる。

延伸開業後の1日の運転本数は、速達タイプの『かがやき』が東京~金沢間10往復で、各駅タイプの『はくたか』は東京~金沢間で14往復、長野~金沢間で1往復が運転される。このほか、富山~金沢間を結ぶシャトルタイプの『つるぎ』も18往復運転される。

所要時間は東京~富山間が現在の上越新幹線~『はくたか』ルートより1時間3分短い2時間8分、東京~金沢間では1時間19分短い2時間28分になる。

《草町義和》

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