山陽電鉄と台湾宜蘭線が姉妹鉄道に…12月22日に締結式

鉄道 企業動向
山陽電鉄は台湾の宜蘭線と姉妹鉄道協定を締結する。写真は宜蘭線の終点・蘇澳駅で発車を待つ区間車(日本の普通列車に相当)。
山陽電鉄は台湾の宜蘭線と姉妹鉄道協定を締結する。写真は宜蘭線の終点・蘇澳駅で発車を待つ区間車(日本の普通列車に相当)。 全 4 枚 拡大写真

山陽電気鉄道は12月18日、台湾鉄路管理局と姉妹鉄道協定を締結すると発表した。22日に台北駅(台北市)構内で締結式を執り行う。

台湾鉄路と日本の鉄道各社は近年、路線や駅、車両ごとに姉妹提携を結んでおり、今年は4月に平渓線と秋田県の由利高原鉄道、10月に集集線と千葉県のいすみ鉄道が姉妹鉄道提携を結んでいる。

山陽電鉄が他の鉄道事業者と姉妹協定を締結するのは、今回が初めて。山陽の亀山駅(兵庫県姫路市)と台湾の亀山駅(宜蘭県頭城鎮)、山陽電鉄全線と台湾の東部幹線宜蘭線で、姉妹協定が締結される。山陽電鉄は「双方に同名駅の『亀山駅』があることや海沿いを走行する路線を有するという共通点にちなんで」協定を締結することにしたとしている。

これに伴い山陽電鉄では12月22日から、姉妹協定締結の記念入場券を西代・板宿・東須磨・山陽須磨・山陽垂水・山陽明石・東二見・高砂・大塩・飾磨・山陽姫路・山陽網干各駅で発売する。山陽姫路・亀山・山陽明石・板宿各駅で利用できる入場券4枚セットとなっており、発売額は600円。発売期間は2015年5月31日までの予定だが、1000セット限定で売切れ次第発売を終了する。

また、山陽電鉄沿線を目的とした乗車券と台湾政府発行のパスポート原本を提示すると、オリジナル絵はがきセットがプレゼントされるキャンペーンも行う。絵はがきセットの配布場所は板宿・山陽垂水・山陽明石・山陽姫路各駅と山陽明石駅構内のご案内センター。キャンペーン期間は12月22日から2015年4月30日までの予定だが、数量限定のため配布完了に伴い終了する。

このほか、協定締結記念ツアーを2015年2月から4月にかけて実施。訪日外国人向けの企画切符「HIMEJI TOURIST PASS」(2000円)も1月中旬から発売される予定だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る