テスラ、バッテリー交換プログラムの試験を開始…3分で満充電に

エコカー EV
テスラ、バッテリー交換プログラムの試験を開始…3分で満充電に
テスラ、バッテリー交換プログラムの試験を開始…3分で満充電に 全 6 枚 拡大写真

米国の電気自動車メーカー、テスラは20日、『モデルS』のオーナーを対象としたバッテリー交換プログラムの試験運用を開始すると発表した。ステーションでの充電ではなく、バッテリーそのものを交換することで充電にかかる時間を約3分に短縮することができるという。

テスラは昨年、ロサンゼルスで開催したイベントの中でモデルSのバッテリー交換技術を初公開。「この技術によりモデルSのオーナーは充電の際、“時間”を取るか“無料”を取るか選べるようになる」と同社は説明する。

現在テスラは世界312のステーションで1748以上の専用充電器「スーパーチャージャー」を展開している。スーパーチャージャーを使用することで1時間で航続距離640km分の充電が無料でおこなえる。今回のバッテリー交換の取り組みにより、新たに「時間」という選択肢を加える。

今回の試験は、米国カリフォルニア州ハリスランチのスーパーチャージャーステーション向かいにある特設施設で実施。バッテリー交換は予約制で、料金は「プレミアムセダンのガソリンを満タンにするよりも少しだけ安い」という。作業時間は、約3分。

まずは技術テストと需要を調査し、技術資源と資金投資に値するかを見極めていく。今後は、自動化と車両側の改良が進むことで、作業時間を1分以下に短縮することも可能だとテスラは説明する。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  4. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  5. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る