国交相、北陸新幹線並行4社の上限運賃を認可

鉄道 企業動向
国交相は北陸新幹線の並行在来線を引き継ぐ第三セクター各社が申請していた上限運賃を認可。えちごトキめき鉄道は現行JR運賃とほぼ同額にするが、他の3社は値上げになる。写真はえちごトキめき鉄道が日本海ひすいラインで運用するET122形。
国交相は北陸新幹線の並行在来線を引き継ぐ第三セクター各社が申請していた上限運賃を認可。えちごトキめき鉄道は現行JR運賃とほぼ同額にするが、他の3社は値上げになる。写真はえちごトキめき鉄道が日本海ひすいラインで運用するET122形。 全 2 枚 拡大写真

国土交通大臣は12月19日、北陸新幹線に並行する在来線の経営を引き継ぐ第三セクター4社が申請していた旅客運賃の上限を、申請通り認可した。

旅客上限運賃の認可を受けたのは、長野県のしなの鉄道と新潟県のえちごトキめき鉄道、富山県のあいの風とやま鉄道、石川県のIRいしかわ鉄道。しなの鉄道とえちごトキめき鉄道は上限額をそのまま実際に適用する運賃(実施運賃)とし、あいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道は上限額より金額を抑えた実施運賃を設定する予定だ。普通運賃は実施運賃ベースで現在より1.1~1.2倍程度の値上げになる見込みだが、えちごトキめき鉄道は現在のJR線と同額になる。

各社ごとの全区間の普通運賃(現行JR運賃)は大人・片道の場合、しなの鉄道の長野~妙高高原間が830円(670円)、えちごトキめき鉄道の妙高高原~直江津~市振間が1660円(1660円)、あいの風とやま鉄道の市振~倶利伽羅間が2060円(1940円)、IRいしかわ鉄道の倶利伽羅~金沢間が360円(320円)。長野~金沢間の合計額は4910円で、現在のJR運賃(4430円)より480円高くなる。

《草町義和》

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