コスモ石油と東燃ゼネラル石油は、両社それぞれの千葉製油所を共同事業化する基本契約を結んだ。
コスモ石油の千葉製油所(処理能力=日産22万バレル)と東燃ゼネラルグループの極東石油工業合同会社の千葉製油所(処理能力=日産15万2000バレル)の共同事業化を検討してきた。
今回、2015年1月に両社で共同事業会社「京葉精製共同事業合同会社」を設立することと、両製油所を結ぶパイプラインを敷設することで合意した。
共同事業会社は、パイプライン完成に先行して両製油所の生産計画を、一体的・総合的に立案し、生産効率の向上を図る。また、常圧蒸留装置を含めた設備の最適化についても検討する。
パイプライン完成後、共同事業会社へ精製設備を一元化し、パイプラインを活用することで、年間100億円程度の収益改善を見込む。
両社は、両製油所が「国際競争力を持った国内トップクラスの製油所」となることを目指して協議を継続する。