東北新幹線盛岡以北の並行在来線を運営しているIGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道は、2015年3月14日にダイヤ改正を実施する。両社がこのほど改正の概要を発表した。
岩手県内のいわて銀河鉄道線では、盛岡駅での接続の改善が行われる。10~13時台の上り列車と17~18時台の下り列車でJR東北本線との接続を見直し、乗換えが可能になる列車が4本増える。
盛岡近郊では列車の増発も実施。回送列車を営業列車に変更し、いわて沼宮内18時40分発の盛岡行き普通列車を平日に限り運転する。また、いわて銀河鉄道線に直通しているJR花輪線のダイヤ見直しに伴い、現行ダイヤの直通列車の運転時刻に近い日中時間帯に盛岡近郊の列車を設定する。
このほか、朝ラッシュ時に運転されている上り快速1本は各駅停車に変更し、これまで通過していた斗米・小鳥谷・小繋・御堂の各駅にも停車する。運行時刻は八戸6時11分発~盛岡7時58分着になる。
青森県内の青い森鉄道線でも、JR奥羽本線との青森駅での接続を改善。同一ホームで乗換えできる列車の本数を現在の2本から7本増やして9本にする。また、三沢発6時49分発の八戸行きを平日のみの運転に変更し、土曜・休日は運休する。
一方、八戸以南では列車の減便を実施。三戸発12時16分・15時05分の八戸行き2本と八戸発11時49分・14時30分の三戸行き2本を廃止し、三戸18時51分発~八戸19時13分着と八戸18時23分発~三戸18時44分着の普通列車を新たに設定する。