【ホンダ ダンク 試乗】学生使用に重点、しかし全年齢層に受け入れられる完成度…青木タカオ

モーターサイクル 新型車
ホンダ ダンク(マットアーマードグリーンメタリック)
ホンダ ダンク(マットアーマードグリーンメタリック) 全 18 枚 拡大写真

原付1種の国内新車市場は2003年の約54万台規模から年々減少傾向にあるものの、2013年では約23万9000台の市場規模がある。

【画像全18枚】

地方部の高校では、通学に原付1種の使用を認めている学校も多く、ホンダ開発陣は若者が使用するそういった背景をしっかり把握し『ダンク』をリリースした。

開発者は「若者層を中心に、通学の環境やスクーターに求めるさまざまな要望を徹底的にリサーチしてまいりました。既存のスクーターにはない新しいスタイリングや、力強く環境性能にも優れた新開発のエンジンを開発するなど、若い人たちを中心に幅広い方々に受け入れられるスクーターに仕上げることができました」と言い切る。

プレーンな面構成とソリッドなカタマリ感、たしかにデザインはイマドキだ。これまでの「若者向き」というと、スピード感を表現しようとスポイラーなどを装備していたが、それは時代遅れだということに開発段階で気づいている。

走りも機敏。アイドリングストップ・システムを標準搭載した「eSPエンジン」は、坂道でもパワフルだし、平地での出足の良さも50ccとは思えぬほど。

ライディングポジションもゆったりとしていて、シートや足もとのフロアが広く、座面や足の位置の自由度が確保されているのも嬉しい。テールエンドまでシートをフラットにしたのは、学生たちがカバンをたすき掛けや背負って持つのを見たからだと開発者が教えてくれたが、そのとおり、腰の後ろにカバンがちょうど収まって走りやすい。

グローブボックスにはアクセサリーソケットを備え、スマートフォンなどの充電に便利だし、フロントインナーラックには学生に人気の500mlの紙パック飲料がちょうど入る。

アルミキャストホイールで質感を高めた前後ホイールやLEDテールランプなど、大人が触っても満足のできる高級感を持ち合わせ、休日にはお父さんの買い物にもフル稼働しそうだ。

■5つ星評価
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
快適性:★★★★
オススメ度:★★★★★

青木タカオ|モーターサイクルジャーナリスト
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。国内外のモーターサイクルカルチャーに精通しており、取材経験はアメリカやヨーロッパはもちろん、アフリカや東南アジアにまで及ぶ。自らのMXレース活動や豊富な海外ツーリングで得たノウハウをもとに、独自の視点でオートバイを解説している。現在、多くのバイク専門誌、一般誌、WEB媒体で活動中。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  2. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  3. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  4. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  5. 8月から車検が変わる…ヘッドライトの「黄ばみ」に注意! DIYよりプロに相談
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 自動車メーカーの体験拠点、5タイプで整理…都心ショーケースから大型複合まで
  3. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  4. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  5. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る