JR九州、香椎線に遠隔案内システムを導入…大半が無人駅に
鉄道
企業動向

同社の発表によると、ANSWERシステムが導入されるのは宇美・新原・須恵中央・須恵・酒殿・伊賀・土井・舞松原・香椎神宮・和白・奈多・雁ノ巣・海ノ中道・西戸崎の14駅。このうち雁ノ巣・海ノ中道の2駅は無人駅だが、他の12駅はANSWERシステムの導入に伴い無人化される。
各駅にはインターホンを設置。専属のオペレーターが初発から終発まで案内する。また、雁ノ巣・海ノ中道両駅を除き係員対応精算機と列車接近放送装置も設置する。自動券売機などに異常が発生した場合は遠隔操作で復旧を図るほか、必要に応じて係員が現地で対応する。列車の乗降時に介助が必要な場合は、前日の20時までに電話で予約すれば係員が対応するという。
これにより、香椎線の駅は鹿児島本線と接続している香椎駅と、篠栗線と接続している長者原駅を除き無人駅になる。現在の各駅窓口の営業時間は早朝と深夜を除く時間帯に限定されているが、JR九州は「(ANSWERシステムの導入により)現在ではお客さまへのご案内ができていない早朝・深夜時間帯等も、ご対応できるようになります」としている。
《草町義和》