【トヨタ エスクァイア 試乗】高速道路で先行車が道を譲る迫力、これはいいのか悪いのか…諸星陽一

試乗記 国産車
トヨタ エスクァイア Gi
トヨタ エスクァイア Gi 全 11 枚 拡大写真

トヨタの5ナンバーミニバンラインアップに『ノア』『ヴォクシー』についで3タイプ目となる『エスクァイア』が追加された。

【画像全11枚】

かつて1ボックスと言われていた時代には、『タウンエース』、『ライトエース』、『マスターエース』と3種のRVをラインアップしていたトヨタ。今回のエスクァイア投入は、この時代同様にトヨタ店、トヨペット店で販売されるモデルだ。

試乗車は2リットルガソリンエンジンを積む「Gi」。しっかりと走る性格で、ハイブリッドに比べて素直なドライブフィールを持っている。ここ一発の追い越し加速などはハイブリッドよりも力強い。とくに高回転部分では力強さを感じることができる。じつはエスクァイアなどに搭載されている2リットルエンジンにはバルブマチックと呼ばれる機構が採用されていて、これがじつにいいフィーリングを生む。CVTのミッションとの相性もかなりいい。

試乗車は前から2-3-3名の8名定員。サードシートは左右跳ね上げ式。跳ね上げ時はサードシートがリヤのクォーターウインドウをカバーするので、大きな荷物などを積んだときの安心感が高い。8人乗り仕様のセカンドシートはクッションがチップアップしてスペースアップするタイプで、7人乗りよりもスペースアップ時のラゲッジ容量が多くなる。

写真を見てお分かりだと思うが、エスクァイアはかなり厳つい顔つきを持っている。もはやノアと関連性があることをフロントまわりから感じることはできないほど。高速道路の追い越し車線を走っていくと、ゆっくりと接近しているにも関わらず、先行車がどんどん道を譲る。これを気持ちいいと感じる人もいるだろうが…私はあまり気持ちいいとは感じなかった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  2. トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサス『RZ』やスバル『ソルテラ』に搭載
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. パイオニア、『プリウス』『ジムニー』『スペーシア』専用カーオーディオ取付キット3機種を発売
  5. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る