セコム、民間防犯用に自律型飛行船を開発…2016年に実用化

航空 企業動向
自立型の防犯用飛行船「セコム飛行船」
自立型の防犯用飛行船「セコム飛行船」 全 1 枚 拡大写真

セコムは、民間防犯用として日本初の自律型の飛行船「セコム飛行船」の試作機を開発したと発表した。民間防犯用の本格的な飛行船として、2016年中の実用化を目指す。

今回開発した「セコム飛行船」は、セコムがこれまでに培ってきた画像認識技術やセンシング技術、飛行ロボット技術などを駆使して開発した飛行船で、広域エリアの防犯対策用として活用していく。

飛行船はあらかじめ設定した警戒エリアの上空を自律で飛行、異常の早期発見や災害時の迅速な状況把握や避難誘導を支援する。「セコム飛行船」には、複数台の高精細カメラ、熱画像カメラ、指向性スピーカー、集音マイク、サーチライトを搭載し、これら情報を組み合わせることで、広域、詳細に監視する。

飛行船と連携する小型飛行監視ロボット、地上に設置された防犯センサー、防犯カメラの情報は、リアルタイムでデータセンターであるセコムの「セキュアデータセンター」に送信され集約する。

有事の際には、セキュリティのオペレーションを担う「セコム・コントロールセンター」や、災害時のオペレーションを担う「セコムあんしん情報センター」で、ビッグデータ解析技術を活用し、これらのデータから重要な情報を抽出し、全国約2830カ所の緊急発進拠点から対応する。

《レスポンス編集部》

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