【ルノー ルーテシア 0.9Lターボ 発表】“SIMPLE・SENSUAL・WARM”なデザインで日本の主力に

自動車 ニューモデル 新型車
ルノー ルーテシア ゼン 0.9リットル
ルノー ルーテシア ゼン 0.9リットル 全 8 枚 拡大写真

ルノー・ジャポンは『ルーテシア ゼン』に0.9リットル、5速マニュアル仕様を追加した。欧州で人気の新型ルーテシアは、日本でも主力モデルに成長。その魅力はデザインにある、と同社は説明する。

ルーテシアは欧州では『クリオ』名で販売されており、「ヨーロッパでの11月までの販売台数はフォルクスワーゲン『ゴルフ』、フォード『フィエスタ』に次いで第3位と大きな成功を収めている」とは、同社マーケティング部・商品グループマネージャーの近棟伸邦さんの弁。

「日本では、11月までに1696台を販売している」と述べ、この台数はルノー・ジャポン全体の約4割を占めている(ルノー・ジャポンの台数は1から11月で4210台。JAIA調べ)。

「このルーテシアの魅力はデザインだ」と近棟さん。そのデザインのキーワードは3つある。それは、「“SIMPLE”、“SENSUAL”、“WARM”だ。SIMPLEは複雑な線や、デコレーションなどは使わずに、言葉通りシンプルに仕上げている」とコメント。

そして、「そのSIMPLEさの方向性はWARM、温かみを感じさせるものだ。これはデザインの責任者であるローレンス・ヴァン・デン・アッカーが着任した際に、ルノーのコアを人間を大事にするブランドだと考えたからだ。人間を大事にするということはつまり、親しみやすいクルマということがベストだとして、WARMという方向性を与えている」という。最後は、「人間の肉体美を表すようなSENSUAL。この3つをキーワードに開発をしている」と述べる。

生産工場はトルコのブルサだ。同社マーケティング部チーフプロダクトマネージャーのフレデリック・ブレンさんによると、「ルノーの中では最も生産台数の多い工場だ。年間20万台以上を生産。そのほかにルーテシアの工場はパリから50kmほど離れたところにあるフラン工場があり、ここはドイツとフランス向けの5ドア。ブルサはそれ以外の5ドアと全ての国向けのエステートを作っている。因みに『ルーテシア(クリオ)ルノースポール』はフランでボディを作り、そこからトレーラーでディエップに運び、そこで組み立てている」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る