気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年12月26日付
●エコカー減税細分化、4月から取得税燃費に応じ読売・1面)
●ガソリン150円割れ、2年ぶり、値下り23週連続(読売・2面)
●レジェンド発売、ホンダが再延期(朝日・8面)
●自動車用水素1キロ1000円,JX発表、HVガソリン代とで同等(毎日・7面)
●大成建設、三菱自ベア方針、取引先に値下げ要請見送りへ、益子会長(産経・11面)
●車リコール最多879万台、4~12月タカタ問題で大幅増日経・38面)
ひとくちコメント
ホンダの最上級セダンである『レジェンド』にまた、新たな伝説が加わった。新型レジェンドは11月10日の発表会直前に発売日を「2015年1月22日に延期する」としていたのが、それをさらに1か月延期して、新たな発売予定日は「2015年2月20日」と再延期するという。
経済誌の「東洋経済」がネット配信したのに次いで、きょうの朝日や日経なども「ホンダ、高級セダン発売1か月延期」などと、取り上げている。
2度目の延期となる理由としては「衝突や車線逸脱を防ぐためのレーダーやカメラを使った安全運転支援システムの品質確認を徹底するため」(日経)としている。
昨年秋鳴り物入りで発売した新型『フィット』は、発売後1年間に5度のリコール(回収・無償修理)を実施したために品質の管理体制が問われていた。このため、伊東孝紳社長は従来の「いち早く提供する」スピート重視から「完全なものをお客様に渡す」方針に改めて、出荷前の品質チェック機能を強化している。
それにしても、中途半端な段階で発表会を急いだ結果とみられるが、大手の自動車メーカーが新車の発売日を再延期するというのも珍しい。