日本郵船、自動車の海上輸送による価格カルテルで罰金70億円…米司法省と合意

船舶 企業動向

日本郵船は、12月29日(米国時間)、米国司法省との間で、自動車の海上輸送で価格カルテルを結んだとして、米国反トラスト法に違反した事実を認め、罰金5940万米ドル(約70億2300万円)支払うことを司法取引で合意した。

同社と米国子会社NYKライン・(ノースアメリカ)は2012年9月以降、同省から反トラスト法違反の調査を受けてきた。今回、適用法令や事実関係を総合的に勘案した結果、同省との間で司法取引することで合意した。

同省に対する調査には協力を継続する。

罰金は、2014年度第3四半期(10-12月期)決算で、特別損失として計上する。通期業績の修正は、米国ターミナル子会社の一部株式売却による特別利益の計上と、今回の罰金、さらに各種合理化費用などによる特別損失を勘案した結果、当期純利益は前回予想公表数値を下回ることはないと予想。通期業績予想の詳細な数値は、現在精査中で、確定次第開示する。

同社では、事態を厳粛、深刻に受け止め、再発防止策の徹底を図るとともに、企業としての信頼回復に全力を注ぐとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  4. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  5. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る