【BMW M3・M4 新型】“マシンとひとつになる”ことを目指した究極のスポーツカー

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BMW M3(左)、M4(右)
BMW M3(左)、M4(右) 全 26 枚 拡大写真

昨年フルモデルチェンジしたBMW『M3』と『M4』は“マシンとひとつになる”ことを価値として提供するという。

「もともとM3はツーリングカーレースに出場するために導入された戦略的モデルで、歴代のいずれも、常にサーキットフィールドのテクノロジーを、日常ユースのクルマとして提供しているクルマであった。そしていまや、このクラスのベンチマークといっていい存在となっている」とは、BMW Group Japan BMW マーケティング・ディビジョンプロダクト・マネジメント御舘康成さんの弁。

「スポーツカーとは、パッセンジャーカーの終わるところで始まり、レーシングカーの始まるところで終わるというが、M3とM4は、きわめてレーシングフィールドに近いテクノロジーをしっかりと持っているので、究極のスポーツカーといえる」と位置づける。

その一方で御舘さんは、「レーシングフィールドに近いスポーツカーほど、日常使い、例えばコンビニに行くなどは憚れるものだ。しかし、このクルマは3シリーズ、4シリーズのパッケージの中に、レースを走るテクノロジーが凝縮されているので、一級の戦闘力を、ユーザーが日常走行においても、不便、妥協なく使ってもらえる。これはこのクルマのひとつのキーだと思っている」と話す。

新型の大きな価値は 「“マシンとひとつになる”ことだ」御舘さん。「クルマを運転する楽しさは、究極的には身体能力の拡張のようなものだ。クルマは人間の体重の20倍の重さを、人間の500倍、1000倍のパワーで振り回すので、当然のことながら人間にはできないパフォーマンスが可能だ。それをもし自在に操れたら素晴らしい体験になる。そういった人間の身体能力を限りなく伸ばして、自在に操る楽しさを実現するためのテクノロジーが、このM3とM4には随所に入っているのだ」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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