ルノー ルーテシア ゼン 0.9Lターボ…5MTで楽しむ素のフランス車[写真蔵]

自動車 ニューモデル 新型車
ルノー ルーテシア ゼン 0.9Lターボ
ルノー ルーテシア ゼン 0.9Lターボ 全 44 枚 拡大写真

ルノーの主力Bセグコンパクト『ルーテシア』に、0.9リットルターボエンジンと5速マニュアルトランスミッションを搭載したエントリーモデル「ルーテシア ゼン 0.9L」が加わった。スポーツモデルでもMT車が少なくなっている昨今、大衆車への採用は貴重だ。軽量かつトルクフルなエンジンと合わせ、フランス車らしい走り味を特徴とする。

新採用となった直列3気筒0.9リットルターボエンジンは、最高出力90ps/5250rpm、最大トルク135Nm/2500rpm。小排気量化にともない、若干の高回転化となっている。がトルクに関しては最大トルクの90%を1650回転から発生することができ、出足が非常にスムーズなのが特徴だ。巡航時にもアクセルペダルを踏むことで、必要充分な加速をしてくれる。1.2リットルエンジンモデル比で90kg軽量となっている(1130kg)ことも、軽快な走りにつながっている。

また、1.2リットル&DCTモデルにはないアイドリングストップ機能も採用し、燃費性能も高めている。マニュアルトランスミッションとの相性も良く、停車時にクラッチペダルを踏むとエンジンが停止、ギアをつないでクラッチペダルを離しかけると同時にエンジン始動と、運転者の意思でアイドリングストップをコントロールできるため、意図しない始動/停止に違和感を覚えることも少ないだろう。

「ヒルスタートアシスト」が装備され、マニュアルトランスミッションならではの坂道発進時の不安を軽減してくれるのも嬉しい。大衆車ならではの街乗りでの扱いやすさに特化したモデルといえそうだ。

外観は上級グレードの「インテンス」と同様のものが装備されお得感は高い。ドア下部のブリリアントブラックパーツ、リアのクロームメッキフィニッシャー、ブリリアントブラックドアミラーなどを装備するほか、専用の16インチブラックアロイホイールを採用し、エントリーモデルながらデザインにもぬかりはない。メインカラーは鮮やかな水色の「ブルー・ドゥ・フランス」。このほかメタリック2色を含む4色を設定し、全5色をラインアップする。

また自動ブレーキなどの先進安全装備はないが、緊急時ブレーキアシスト(EBA)付ABS、横滑り防止装置、電子制御制動力配分システムなどの安全装備は、全て上級グレードと同様に装備している。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  2. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  3. VW『ゴルフ』改良新型、新PHEVはEVモード143kmに拡大…欧州受注スタート
  4. 生誕50周年、シトロエン『CX』が全国から集まる! 日本シトロエンクラブが記念ミーティング
  5. 街乗りでも効果絶大! アライメント調整で車の走行性能をアップさせる方法~カスタムHOW TO~
  6. トヨタ紡織が「FCアシスト自転車」など、カーボンニュートラルに向けた製品・技術を展示へ…くるまのテクノロジー展2024
  7. 「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始
  8. 『セリカ』はGRで復活か? エンジンは?---トヨタの名車が再登場へ
  9. BMWが14車種の新型車を発売へ…『X3』や『1シリーズ』に新型 2024年
  10. モビリティの進化に対応した“つなぐ”提案から、より積極的に共創型ビジネスを打ち出す矢崎総業…人とくるまのテクノロジー展2024出展の見どころは?PR
ランキングをもっと見る