あわや大惨事…新年を祝う灯ろうが旅客機エンジンに詰まる チェンマイ空港

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【タイ】1日午後7時40分ごろ、タイ北部のチェンマイ空港で、バンコクから到着したタイの民間航空会社バンコクエアウェイズPG906便のエアバス320型機のエンジンに紙灯ろうが巻き込まれているのが見つかり、同機によるバンコクへの復路便がキャンセルされた。

 タイ国営の空港運営会社エアポーツ・オブ・タイランド(AOT)によると、灯ろうはPG906便が着陸し、乗客を降ろした後の点検で見つかった。新年の祝賀で空に飛ばされた「コム」と呼ばれる紙灯ろうがエンジンに吸い込まれたとみられている。

 タイにはタイ陰暦12月の満月の夜に灯ろうを川などに流して1年の罪を流す「ロイクラトン」(灯ろう流し)という伝統行事がある。チェンマイなどタイ北部では「ロイクラトン」の際に、「コム」を夜空に飛ばす「ロイコム」という行事が催されるが、近年、年末年始などにも「ロイコム」が行われるようになった。

 チェンマイに乗り入れている航空会社は昨年の「ロイクラトン」の際に、「ロイコム」が航空機の運航に危険だとして、チェンマイ空港の夜間発着便を運休したり、発着時間を前倒しするなどした。

灯ろう飛ばし、旅客機エンジンに詰まる チェンマイ空港

《newsclip》

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