あわや大惨事…新年を祝う灯ろうが旅客機エンジンに詰まる チェンマイ空港

エマージング・マーケット 東南アジア
 
  全 5 枚 拡大写真
【タイ】1日午後7時40分ごろ、タイ北部のチェンマイ空港で、バンコクから到着したタイの民間航空会社バンコクエアウェイズPG906便のエアバス320型機のエンジンに紙灯ろうが巻き込まれているのが見つかり、同機によるバンコクへの復路便がキャンセルされた。

 タイ国営の空港運営会社エアポーツ・オブ・タイランド(AOT)によると、灯ろうはPG906便が着陸し、乗客を降ろした後の点検で見つかった。新年の祝賀で空に飛ばされた「コム」と呼ばれる紙灯ろうがエンジンに吸い込まれたとみられている。

 タイにはタイ陰暦12月の満月の夜に灯ろうを川などに流して1年の罪を流す「ロイクラトン」(灯ろう流し)という伝統行事がある。チェンマイなどタイ北部では「ロイクラトン」の際に、「コム」を夜空に飛ばす「ロイコム」という行事が催されるが、近年、年末年始などにも「ロイコム」が行われるようになった。

 チェンマイに乗り入れている航空会社は昨年の「ロイクラトン」の際に、「ロイコム」が航空機の運航に危険だとして、チェンマイ空港の夜間発着便を運休したり、発着時間を前倒しするなどした。

灯ろう飛ばし、旅客機エンジンに詰まる チェンマイ空港

《newsclip》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ブリッド、高級スウェード調生地採用の新型リクライニングシート「ガイアススリー・レイムス」発売
  6. 「国内にもガソリンターボを!」直6ターボ×黒アクセントのマツダ『CX-90』に日本のファンも熱視線
  7. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  8. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
  9. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  10. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る