組織外に漏れたファイルも遠隔操作で削除…NECの官庁向けセキュリティ

エンターテインメント 話題
File Security Solution
File Security Solution 全 2 枚 拡大写真

 日本電気(NEC)は6日、機密情報を徹底保護するソリューション「File Security Solution」を発表した。機密情報を扱うことが多い官庁向けに、2015年1月から販売を開始する。

 「File Security Solution」では、組織内部で作成されるすべてのファイルを作成者が保存すると同時に暗号化・保護し、権限を与えられた対象者以外の閲覧を制限する。この自動保護機能により、外部からの不正アクセスや標的型攻撃によるファイルの不正取得を行ったとしても、そのファイルに対する操作は不可能となる。

 また、誤って組織外に送信された場合でも、操作ログを常に取得しているため、遠隔操作でファイルを削除できる。アクセス権限のない人がファイルを開こうとした際にはアラートを通知し、管理者側でそのファイルを遠隔操作で削除可能。有効期限を設定することで期限の切れたファイルを自動で削除することもできる。

 ファイルに対する適切な権限付与、外部への情報の受け渡し方法などを選択することも出来る。価格は、100ライセンスパック(1年ごとの価格、税別)が300万円など。

 NECでは、サイバーセキュリティ事業の強化を進めており、サイバー空間のリスクゼロの実現をコンセプトとした「Ozone(オゾン)」プロジェクトを立ち上げている。現在30名体制で新規事業の企画に取り組んでおり、「File Security Solution」は、Ozoneの第一弾製品とのこと。

NEC、官庁向け機密保護ソリューション「File Security Solution」発売

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  5. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る