STマイクロ、次世代カーオーディオに最適なチューナICを発表

自動車 ビジネス 企業動向
STマイクロエレクトロニクス(webサイト)
STマイクロエレクトロニクス(webサイト) 全 1 枚 拡大写真

STマイクロエレクトロニクスは1月8日、カー・オーディオの開発効率を最大化すると共に、製品コストの最小化に貢献する新しいチューナ「IC STAR(ST Advanced Radio)」ファミリを発表した。

STのカーオーディオ用チューナICの最新ファミリであるSTARは、各種カーオーディオや使用地域に対応する単一ハードウェア・プラットフォームの開発を可能にする。異なるハードウェアとソフトウェアを組み合わせた複数製品の設計が不要になり、シンプルなシングル・チャネルのAM/FMラジオから、複数規格(DAB/HD-Radio(TM)/DRM)に対応するマルチチューナ型製品まで、あらゆるカーオーディオを単一の基板レイアウトで実現できる。

STAR-T(TDA7707)は、モノリシックのデュアルチャネル・チューナIC(4バンド)で、FMフェーズダイバーシティ、FM+バックグラウンドFM/AM、およびFM/AM+バックグラウンドRDS/TMC(2)を含む、ラジオ受信における幅広いアーキテクチャに対応。外付けコプロセッサと組み合わせれば、HD-RadioTMおよびDABなどのデジタルラジオ放送の受信にも対応する。

また、シングル・チャネルのSTAR-S(TDA7708)には、ハードウェア(ピン配置)ならびにソフトウェアの互換性があるため、簡単にデュアルチャネル・システムへ拡張することができる。

小型のQFN64パッケージ(9x9x0.85mm)で提供される両製品は、あらゆる環境下で最高の受信品質を実現するためにラジオ信号の処理に特化したDSPや外部デジタル・ラジオ・デコーダへのインタフェースを搭載すると同時に、外付け部品を最小限に抑える。また、製品開発期間を短縮する評価キットやハードウェア・ソフトウェア関連資料も用意されている。

同社は現在サンプル出荷中で、2016年に量産を開始する。

《成瀬雄太@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る