【ブリヂストン REGNO 新製品発表】静粛性・環境性能・乗り心地・運動性能をどのように両立させたのか

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GRV II
GRV II 全 10 枚 拡大写真

8日に発表されたブリジストン『REGNO』の新製品「GR-XI」「GRV II」は、シリーズ最高峰の静粛性や乗り心地を誇るという。同時にエコタイヤのラベリング表示にも対応するなど、同社のフラッグシップモデルに恥じない総合性能が特長だ。

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タイヤに求められる性能は、耐摩耗性のような環境性能に対するグリップ力など相反するものも少なくない。REGNOシリーズは、すべての性能を高い次元でバランスさせるため、さまざまな技術が投入されている。GR-XI、GRV IIについても、静粛性に対してはマフラーと同じ効果を発揮するダブルブランチ型消音器や新構造のノイズ吸収シートなどが採用された。

ブリヂストン タイヤ開発第2本部長 川原隆宏氏によれば、乗り心地や運動性能を向上させるために、センサーとシミュレーション技術による新しい設計技術「ULTIMAT EYE」がフル活用されたという。ULTIMAT EYEでは、タイヤの接地面の状態や挙動をダイレクトに計測し、可視化を可能にすることでさまざまな性能要素の設計を最適化する。

複雑なパターン設計もシミュレーションを繰り返すことで効率よく開発ができる。GR-XI、GRV IIでは、センタープレーンリブに操縦安定性を高めさせ、トレッド面を非対称パターンとして乗り心地やコーナリング性能、ブレーキ性能など個別にチューニングしたという。例えばイン側のショルダーブロックをサイプ基調にすることでノイズを抑え、アウト側に高剛性ブロックを配置しライフやコーナリング性能を高めた。さらにサイドウォール部分も左右非対称とし、静粛性とふらつき防止を両立させている。

これらの改良により、コーナリング時もタイヤのセンター部分の接地性を向上させ、レーンチェンジでは初期の横Gを確実に発生させながら揺り返しやふらつきを抑えている。結果として、快適性能、直進安定性、ドライ性能、ウェット性能、環境性能(燃費・ライフ)、静粛性について、どの項目も従来モデルである「GR-XT」より高められている。

生産技術では、「BIRD」(Bridgestone Innovative & Rational Development)という自動生産システムについての言及があった。BIRDは高精度で均質なタイヤ生産が小ロットからでも可能なシステムであり、REGNOシリーズの工場生産を支えているという(川原氏)。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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