1月9日に開幕した東京オートサロン2015。アメリカのSEMA、ドイツのエッセンモーターショーと共に世界三大チューニングカーショーの1つにも数えられる年始の”お祭り”だが、ルノー・ジャポンは昨年に引き続きブースを出展。ルノー・スポールを全面にアピールし、同社のスポーツイメージを色濃く表す展示となった。
ブースの目玉は、2月5日に発売される『メガーヌ RS』の3つの限定モデル「ルノー・スポール トロフィー」、「ルノー・スポール トロフィーS」、「ルノー・スポール トロフィーR」。3台が一堂に会し、発売前の実車に触れられる機会はここだけという。
「トロフィーR」はドイツのニュルブルクリングを7分54秒36で走り、量産FF車最速を記録したマシン。展示車両は実際にニュルを走行した車両という。一方の「トロフィーS」は日本のみの発売となる限定モデルで今回が初公開。トロフィーRが左ハンドルの2シーターなのに対し、トロフィーSは右ハンドルの5シーターとなる。
ルノー・ジャポン代表取締役社長の大極司氏は「(トロフィーSは)ファミリーと乗りながら普段使いにも適しているが、いったんサーキットに出ればトロフィーRに勝るとも劣らないパフォーマンスを出せる」とその性能に自信を見せる。
また大極氏は昨年の販売についても言及。「2014年の登録台数は、対前年比123.6%の4662台でルノー・ジャポン設立以来の最高台数を記録した。これは、ルノーの新しいデザイン戦略で開発した『ルーテシア』と『キャプチャー』が牽引したが、2015年は、グレードの追加や限定車など、フレンチタッチなデザインと乗り心地を楽しんでいただけるクルマをたくさん導入していく」と述べ、好調な販売を引き続き維持する姿勢を見せた。
ルノーブースではメガーヌRSのほかに、欧州で開催されているルーテシアのワンメークレース「クリオカップ」のレースカーをイメージした「ルーテシア ルノー・スポール シャシー カップ」や、「ルーテシア ルノー・スポール ジョン プレミアム」をはじめ、各種オプションパーツを展示する。