テスラ モデルS、アヴェンタドール と加速競争…2モーター+4WDの実力は[動画]

エコカー EV
テスラモデルSのP85DとランボルギーニアヴェンタドールLP700‐4が加速競争
テスラモデルSのP85DとランボルギーニアヴェンタドールLP700‐4が加速競争 全 1 枚 拡大写真

米国のEVメーカー、テスラモーターズが2014年10月、米国で発表した『モデルS』の高性能グレード、「P85D」。同車とランボルギーニ『アヴェンタドールLP700‐4』の加速競争の映像が、ネット上で公開されている。

P85Dは、モデルSの最上級グレードとして登場。EVパワートレインが強化されており、モデルSで最速のパフォーマンスを追求する。

P85Dは、米国仕様の「85」(二次電池のリチウムイオンバッテリー容量が85kWhを意味)がベース。従来、モデルSは、リアアクスルにのみモーターを搭載し、後輪を駆動。このP85Dでは、フロントアクスルにもモーターを追加し、4輪駆動としているのが特徴。

リア側のモーターも強化されており、前後のモーターを合わせたトータル出力は、85仕様の380hpから、P85Dでは691hpへ、311hpも向上。この効果で、0-96km/h加速は3.2秒と、2.2秒短縮。最高速は250km/hと、ほぼ50km/h高められた。

一方、アヴェンタドールLP700-4は、ミッドシップに新開発のV型12気筒ガソリンエンジンを搭載。排気量は6498cc。ボアは95mm、ストロークは76.4mm。クランクシャフトは24.6kgと軽く、エンジン単体重量も234kgに抑えられた。最大出力は700ps/8250rpm、最大トルクは70.4kgm/5500rpm。ランボルギーニらしい迫力のサウンドも追求されている。

トランスミッションは、新開発の7速2ペダルMT、「ISR」(インディペンデント・シフティング・ロッド)。これは、シングルクラッチに独立したシフティングロッドを組み合わせたもので、『ガヤルド』用の「eギア」よりも、シフトチェンジの時間を約40%も短縮。0-100km/h加速2.9秒、最高速350km/hと世界屈指のパフォーマンスを誇る。

ほぼ最大出力が同じ2台の加速競争の映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る