【東京オートサロン15】ホンダ S660、発売時のデザインはどうなる?

自動車 ニューモデル モーターショー
ホンダ S660コンセプト(東京オートサロン15)
ホンダ S660コンセプト(東京オートサロン15) 全 12 枚 拡大写真

東京オートサロンのホンダブースに、正式発表を控えた軽自動車規格のミッドシップオープンスポーツ『S660コンセプト』が登場した。

このモデルは2013年秋に東京モーターショーに出品された同名のコンセプトモデルをつや消し塗装であるマットブラックに塗り替えたもの。モデル自体にはこれといった新味は感じられないが、ホワイト塗装に比べて光を当てたときの陰影が強めに出るうえ、展示スペースのライティングもエッジを際立たせるカクテル光ということもあって、新鮮に見える。

S660コンセプトは素晴らしいオープンフォルムを持っているが、市販プロトタイプではなく、あくまでコンセプトモデルだ。軽自動車規格をうたってはいるが、ダイナミズムを出すために「少しはみ出してる部分もある」(ホンダ関係者)という。ホンダはコンセプトモデルのエッセンスを市販車に落とし込むのを不得手とするメーカー。『CR-Z』などスポーティモデルはとくにその傾向が強い。

あるホンダ関係者にきいてみたところ、S660に限っては、そんなことはないという。とくにエクステリアはコンセプトと見分けがつかないくらい忠実に再現され、リアフェンダーの丸みやキャラクターラインもきちんと表現されているとのこと。インテリアは新奇性重視のコンセプトモデルとは大きく異なるものの、それでも基本デザインや計器、情報表示など随所にアイデアが反映されているそうだ。

市販モデルの実物はまだ神秘のヴェールに包まれているが、久々に登場する超小型ミッドシップスポーツの完成度は大いに気になるところだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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