【デトロイトモーターショー15】次世代 VOLT は2015年末に発売…加速も航続距離も大幅アップ

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2016年型次世代VOLT。販売は15年末から
2016年型次世代VOLT。販売は15年末から 全 13 枚 拡大写真

今月初め、ラスベガスで開催されたCES2015で“チラ見興業”を行った次世代のシボレー『VOLT(ヴォルト)』。12日からスタートしたデトロイトモーターショーで正式発表を行い、2015年後半に2016年型として発売されることが正式に決まった。

次世代のVOLTは、プラグインハイブリッド(PHV)パワートレインを一新して電費効率を約12%向上させ、加速性能は19%もの大幅引き上げも図っている。また、パワートレーンを新しい2モーター式ドライブユニットとしながら、従来比約45kgもの軽量化を果たしている。

バッテリー容量は現行比で20%向上させ、EVモード時の航続距離をおよそ80kmにまで伸ばしている。セルの総数は96減って192にまで低減し、バッテリー重量は13kg軽量化に成功した。さらに、発電用に使う直列4気筒ガソリンエンジンは、新開発の直噴1.5リットルエンジンとなった。

また、ステアリングに備えられたパドルシフトを使うことで、オンデマンドで回生ブレーキを作動させられる新システムを採用。バッテリーの能力アップと共にこの機能を活かすことで、最大航続距離は680km以上まで伸ばすことができるという。

その他、より合成を高めたボディを採用することで走行時の騒音低減を図り、快適なドライブに寄与。新に5人用シートヒーターを搭載して改訂製をアップ。8インチの大型インフォテイメント システム「My Link」は、GPSを使った充電設備の検索も可能となっている。充電用の120V携帯用コード・セットは、よりシンプルでコンパクトなデザインとなり、車両に常備しやすくなった。

ところで、この日開催されたシボレーのプレスカンファレンスでは、同時にEVである『BOLT』も登場。これにより日本語表記する際は「VOLT」は「ヴォルト」、「BOLT」は「ボルト」と正確に区別する必要が出てきた。

《会田肇》

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