日本自動車工業会は、レポート「More American Than Ever」をまとめた。
レポートは、米国内での自工会会員メーカーの雇用と投資、生産状況、環境対応車への取り組みなどを紹介するもので、米国議会関係者、関係省庁、メディア関係者などに幅広く配布する。日系自動車メーカーが米国で経済や社会に貢献していることの理解を深めてもらい、経済摩擦の発生を未然防止するのが目的。
レポートによると2013年に全米で136万人の雇用を創出している。内訳は、直接雇用者数が8万2816人、ディーラー雇用者数が31万9568人、間接・波及雇用者数が96万1000人。
また、日系自動車メーカーによる総投資額は約406億ドルに達している。
日系自動車メーカーが米国で販売した新車のうち、北米生産率は71%で、2013年度の米国製部品購入実績額は571億ドルとしている。
さらに、日系自動車メーカーによる米国からの2013年の輸出台数は39万1336台となっており、2009年の約2.3倍にまで膨らんだ。
このほか、日系自動車メーカーの環境対応車や社会貢献活動を紹介している。