JAXA、国際宇宙ステーション「きぼう」で新しい実験環境を稼動

宇宙 科学
国際宇宙ステーション 日本実験棟「きぼう」
国際宇宙ステーション 日本実験棟「きぼう」 全 1 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2015年に国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」で、新しい実験環境を稼動させる。

船内実験では、3000度を超える高融点の希少材料で、熱物性を非接触測定できる、ISS唯一の装置「静電浮遊炉」を使って「工業的付加価値の高い高融点材料の特性研究」を実施する。

また、半自動飼育・観察ができる装置「小動物飼育観察装置」を使ってマウスを用いた疾病研究、新薬研究などを実施する。

船外では、これまでにない高エネルー宇宙線の長期観測が可能な「高エネルギー宇宙線観測装置」を使って、暗黒物質発見と宇宙線の起源解明を目指す。

「船外簡易取付機構」(ExHAM)では、宇宙用材料の実証データ取得簡便化を図る。これによって将来の宇宙活動に向けた技術の獲得、民間企業の国際競争力強化を支援する。

これらの実験は、2015年5月からISSに長期滞在する予定の油井亀美也宇宙飛行士が滞在中に実施する方向で調整している。

《レスポンス編集部》

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