中国汽車工業協会は2015年1月12日、中国における2014年の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、前年比6.9%増の2349万1900台。2年連続で2000万台を突破すると同時に、米国を上回り6年連続で世界一となった。
前年比で6.9%の伸び率は、2013年の13.9%を下回り、2年ぶりにひと桁増へ鈍化。乗用車の伸び率は、前年比9.9%増だが、2013年の16%増から鈍化。一方、景気に左右されやすい商用車は、前年比6.5%減と落ち込む。
日系メーカーでは、トヨタ自動車が初の100万台超えとなる103万2400台。前年比は12.5%増と、2桁増を達成した。2014年夏にモデルチェンジした主力セダンの『カローラ』と、新型車の『レビン』の販売が好調。
日産自動車は122万1600台。前年比は0.5%増と微増ながら、2年連続で前年実績を上回った。ただし、乗用車では、『ティーダ』などが属する中国最量販の小型車カテゴリーにおいて、競争激化で販売が伸び悩んだ。
ホンダは過去最高の78万8276台。前年比は4.1%増だった。広汽ホンダでは、『フィット』が新型投入により、前年実績の2倍の8万4702台と好調。中国向けセダン、『クライダー』は2014年、15万7207台を販売。前年比は71.6%増と、大幅な増加。東風ホンダでは、小型MPVの『ジェイド』が6万3210台。前年比は2.3倍と伸びている。