マレーシア、今年度予算を修正へ…原油安や大規模洪水受け

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

原油の国際価格の下落を受けて、2015年度予算案が修正されることが明らかになった。

ナジブ・ラザク首相は、昨年10月に発表した予算を再編成する可能性があるとコメント。詳細に関する声明を近く発表すると明言した。

石油価格が1バレル50米ドル以下の水準まで落ち込んでいることから、2,739億リンギ規模の2015年度予算を見直す必要が出てきたという。予算案は1バレル=100から105米ドルという石油価格を基に政府歳入を試算した案となっている。

格付け会社のフィッチ・レーティングスは、石油価格が今後も低い水準を続けた場合は政府の財政合理化に向けた取り組みにも影響を及ぼすと指摘。マレーシアのソブリン債の格付けが中期的にどの方向に動きそうかを示すアウトルックについて、下方に向かう可能性を示す「ネガティブ」を維持した。マレーシア政府は財政赤字を国内総生産(GDP)比3%にまで削減する目標を立てている。2014年はGDP比3.5%だった。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. ポルシェ『911ターボS』新型、史上最強の711馬力ハイブリッド搭載..3635万円から
  4. 「スズキがちょっと大きいSUV出してきた!」新型SUVの『ビクトリス』、日本のSNSでも「ちょうどいいサイズ」と話題に
  5. メルセデスベンツ『GLC』新型、航続713kmのEVとして登場…IAAモビリティ2025
  6. フィアット『グランデパンダ』、ガソリンエンジン+6速MTを欧州設定…電動車以外の選択肢に
  7. 「イエローの86」復活にSNS歓喜!「伝説になりつつある」限定車イエローリミテッド発売
  8. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  9. プロ野球トミカ第2弾発売、12球団マスコットが新デザインで登場
  10. 「手組みのエンジン!?」65万円のマツダ NDロードスター用「リビルドエンジン」にSNSで期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る