“トヨタ色”薄まる日野自動車、三菱ふそう統合後はダイムラー出身の新社長[新聞ウォッチ]

2026年4月に経営統合を予定している三菱ふそうトラック・バスと日野自動車の大型トラック
2026年4月に経営統合を予定している三菱ふそうトラック・バスと日野自動車の大型トラック全 3 枚

年が明けて2026年4月に経営統合を予定している三菱ふそうトラック・バスと日野自動車が、新設する持ち株会社「ARCHION(アーチオン)」の傘下に入る両社のトップ人事を発表した。

【画像全3枚】

それによると、三菱ふそうの社長に就くのは、親会社のダイムラーの特装車部門責任者のフランツィスカ・クスマノ氏。日野の社長には、スズキのインド法人・マルチスズキ出身で仏ルノーと日産自動車の共同購買組織に所属した経験もあるダイムラートラックのインド子会社で最高経営責任者(CEO)を務めるサティヤカーム・アーリャ氏が、それぞれ26年4月1日付けで就任する。

また、持ち株会社のアーチオンのCEOには三菱ふそうのカール・デッペン社長が就任するほか、CFOにヘタル・ラリギ三菱ふそう副社長、トヨタ自動車出身で日野の小木曽聡社長は序列3番目で代表権のない最高技術責任者(CTO)に就く予定。

人事面でも持ち株会社に折半出資するトヨタの支配力が弱まるとみられており、きょうの読売も「ダイムラー主導で経営統合が進む形が鮮明となる」とも伝えている。

2025年11月5日付

●成長戦略来夏に策定、初会合17分野、積極投資、政府方針(読売・1面)

●EV押し中韓勢増す存在感、輸入拡大求める米国勢姿なし、ジャパンモビリティショー(朝日・7面)

●Honda鈴鹿、井村完全試合、社会人野球日本選手権(毎日・1面)

●10月の国内新車販売台数は1.8%減 (産経・8面)

●大型EVバス自動運転、奥日光で実証実験、栃木県など、無人運転目指す (東京・6面)

●首都高6人死傷、運転手に実刑、東京地裁(東京・21面)

●日鉄、米に先端技術移転、データ拠点用鋼板、AI基盤担う (日経・1面)

●社説、EVの普及を長期の視点で (日経・2面)

●BYD新車販売12%減、10月、主力ブランド苦戦 (日経・12面)

●ダイハツ「軽」首位、10月、1年10カ月ぶり、新型「ムーヴ」けん引 (日経・19面)

●日野自、今期最終上振れ、ダイムラー系から新社長(日経・19面)

●自動運転、NTTが新会社、27年度までに事業化 (日経・19面)

●ソフト99社長「合理性ない」MBO期間を延長、エフィッシモの対抗TOB価格 (日経・20面

《福田俊之》

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