フォルクスワーゲン グループ ジャパン庄司社長、年頭会見で「昨年は健闘した1年」

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フォルクスワーゲン グループ ジャパン庄司茂社長
フォルクスワーゲン グループ ジャパン庄司茂社長 全 11 枚 拡大写真

フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は14日、2015年最初の記者会見を開いた。今年で着任から3年目となる庄司茂社長が好調だった昨年を振り返ったほか、今年導入予定の車種やパワートレインについての説明があった。

フォルクスワーゲン グループは2014年、世界で1014万台を販売。グループ史上初めて1000万台を突破した。VGJも2014年暦年の新車登録台数は6万7438台になり、2年連続で過去最高記録を更新している。消費増税前の駆け込み需要という、「例年とは異なる事情」があったとはいえ、第1四半期にはVGJとしては初めて2万台を超えている。

庄司社長は「駆け込み需要があったとはいえ、輸入車が月間販売で1万台を達成するような時代になった」と強調。増税後にはその影響を色濃く受けることとなったが、2013年にフルモデルチェンジした『ゴルフ』が引き続き好調だったことに加え、昨年8月に導入された新型『ポロ』がその好調を後押ししたとする。ポロ導入後は女性1人でディーラーを訪れるようなケースも増えており、庄司社長は「健闘した1年だった」と評価する。

2015年には、第1四半期に『トゥアレグ』と『ポロGTI』、第2四半期ごろにDセグメントの『パサート』の導入を予定。車種は明らかにしなかったが、これまでのガソリンエンジンに加え、ディーゼルやEV、PHEVを新たに採用するという。また、スポーツモデルでは要望の多かったMT車も設定する。庄司社長は「MTを設定したからといって爆発的な販売増につながるわけではないが、フルラインメーカーとしての矜持として設定したい」とする。

今年の販売目標について、庄司社長は具体的な目標数値は明らかにしなかったが、「昨年が6万7438台だったので、今年は7万台としておきたい」ともコメントしている。

《石田真一》

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