2015年1月12日、米国で開幕したデトロイトモーターショー15。ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツのブースでは、新型車の『GLEクーペ』がワールドプレミアされた。
メルセデスベンツは2015年を、「SUVの年」に位置付ける。年内に、複数の新型SUVの発表を予定しているが、その先陣を切って登場したのが、GLEクーペ。
『GLE』の車名は、メルセデスベンツが新たに導入した呼称。現在の『Mクラス』が近い将来、GLEに車名を変更する。GLEクーペは、Mクラスから派生するクーペモデルに位置付け。競合車には、BMW『X6』を想定する。
GLEクーペの外観は、後方に向かって傾斜したルーフラインが特徴。メルセデスベンツのクーペには、2ドアの『Sクラス』と『Eクラス』、4ドアの『CLSクラス』と『CLAクラス』がある。これらのクーペ同様、GLEクーペも流麗なデザインを採用した。
ガソリンエンジン車の基本グレードが、「GLE400 4マチック」。直噴3.0リットルV型6気筒ツインターボは、最大出力333hp、最大トルク48.9kgmを発生する。最大トルクは、1400rpmの低回転域から引き出される特性。トランスミッションは、9速ATの「9G‐トロニック」。
デトロイトモーターショー15のメルセデスベンツのプレスカンファレンスには、ダイムラーのメルセデスベンツ乗用車部門の営業&マーケティング担当、オーラ・ケレニウス取締役が登壇。「メルセデスベンツのSUVの年に、GLEクーペのデトロイトでのワールドプレミアを祝福したい」と語っている。