日野、中型トラックをインドネシアで発表…モジュール化新商品第一弾

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日野自動車は1月16日、インドネシアにおいて、中型トラックの新モデル発表会を実施。新型車は、モジュール化による市場適格車の第一弾として同国に導入したもので、新モデルの生産が海外で最初に立ち上がるのは、初めてとなる。

日野は30年以上に渡り、トラック・バスをインドネシアで販売しており、2010年に導入した市場適格モデルの小型トラックも販売は順調。近年では日本に次ぐ販売規模となっている。今回、中型トラックのうち主要車型のモデルチェンジによって、中型トラックの顧客にも用途や積み荷に合った車両を提案。また、トータルサポートの充実と併せて、顧客のアップタイム最大化とライフサイクルコストの最小化に、引き続き取り組んでいく。

日野は、2012年4月に公表した中期経営計画で掲げた成長戦略の施策のひとつとして、モジュール化による市場適格車の開発を進めている。商用車は顧客がビジネスに使う資本財であり、積み荷や用途が多種多様であることから、車型の設定数が多くなる。その一方で、1車型あたりの台数は少なく、いわゆる多品種少量生産となるのが特徴。また、車型が増えるに従い部品の種類も増える傾向にある。

そこで日野では、モジュール化の考え方を採用して開発に着手。基幹部品であるコア部品と、顧客の要望に応えてカスタマイズするための周辺部品に分け、コア部品は共通化を進めて日本で集中生産。その一方で周辺部品を中心に現地調達を増やし、市場ごとに異なる多種多様な適格モデルを作り分けることにした。これにより、顧客とって最適な車を、より短いリードタイムで届けるることが可能になった。

日野のモジュール化思想に基づく中型トラックは、インドネシアに続き、今後数年間で各地域・市場ごとにその地域・市場に適格化して、導入先を広げてゆく。

《成瀬雄太@DAYS》

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