2015年1月12日に開幕したデトロイトモーターショーにおいて、アウディは2台のSUVを発表した。ワールドプレミアとなる『Q7』と、北米プレミアとなる『Q3』だ。
「私たちは、アメリカ人がSUVを愛していることを知っています。それが、アウディQシリーズにとってアメリカが最適な場所である理由です」とセールス・マーケティングの担当であるルカ・デ・メオ氏は説明した。
「2006年にアウディQ7によってSUVビジネスに参入してからこれまで、世界で200万台以上を販売してきました。2014年はアメリカでのSUV販売は15%も増加しています。2014年はアウディQ5が米国市場で最も売れたモデルとなりました。そして、昨年9月にはアウディQ3が非常に好調な販売のスタートを切ることができました」とメオ氏は、アメリカにおけるアウディのSUVの好調さをアピールする。
「今日はこの新しいアウディQ3をご覧ください。新しいアウディQ3の敏捷性と効率は完璧な組み合わせとなっています。さあ、魔法の瞬間です! 我々が長い旅の末に生み出した新しい家族をご覧ください」とメオ氏は、Q3を紹介。秋までの米国市場導入を予告した。
続いてQ7のアンヴェール。その演出は、まるで映画を見るような工夫があった。まず、ビデオが流れる。コンテナに積まれた新型Q7を女性のエージェントがスクープ撮影のために追いかけるという内容だ。すると、ビデオにあわせるようにステージに大きなコンテナが登場。そして、そのコンテナから新しいQ7が登場したのだ。
その後、ステージには技術開発担当役員であるウルリッヒ・ハッケンベルク博士が登場して、「アウディはマジックの専門家です」と、新型Q7の説明を始めた。
「今回のデトロイトでワールドプレミアとなったアウディQ7は、SUVセグメントのベンチマークです。多様なドライブトレイン・テクノロジーに知的な複合素材による軽量な構造、効率性、直感的で総合的なマン・マシン・インターフェイスを備えたエレクトロニクスなどを身につけています。新しいアウディQ7はお客様の期待を上回るクルマです。すべてが新しいアウディQ7は真のプレミアムカーです」とハッケンベルク博士は自信をもって新型モデルを紹介したのだ。