函館市企業局、710形廃車体を一般競争入札で売却へ

鉄道 行政
昨年3月末で引退した710形の722号。車体を一般競争入札により売却することになった。
昨年3月末で引退した710形の722号。車体を一般競争入札により売却することになった。 全 2 枚 拡大写真

函館市企業局は1月16日、函館市電の廃車体の売却を公告した。710形電車1両の車体部分を一般競争入札により売却する。

710形は1959年から1962年にかけて14両が製造された、新潟鉄工所(現在の新潟トランシス)製の半鋼製ボギー電車。今回売却されるのは1962年製の722号で、2014年3月31日まで運用された。

売却対象は台車や床下機器、パンタグラフ、料金箱などを除いた車体部分のみで、前照灯と尾灯、制動灯、方向幕も予備部品として活用するため売却に際して取り外す。取り外した後の開口部の修復は行わない。

また、売却に際しては「市電を利用される皆様をはじめ,より多くの方々に路面電車に親しんでいただくための取り組みの一環」という趣旨から、落札者に対して「引き渡し後、5年間は函館市内での保管とし、当該期間での転売処分を禁止」などの条件を付ける。

消費税と地方消費税相当額を除いた予定価格は3万3600円。運送料などの経費は落札者負担となる。入札参加の申込期間は1月29日から2月9日まで、入札の執行は2月18日10時の予定。売却物件の公開は1月21・22日に実施する。

《草町義和》

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