ボーイング、全電動推進式衛星を完成…2月に打ち上げ

宇宙 企業動向
ボーイング702HPハイパワー宇宙船
ボーイング702HPハイパワー宇宙船 全 1 枚 拡大写真

ボーイングは、世界初となる全電動推進式衛星の製造を完了し、2月にも2機を上下に連結した状態で打ち上げると発表した。

ボーイングの特許技術により、打ち上げロケットに全電動衛星2機を連結しての格納が可能となった。2015年2月、バーミューダに本社を置くアジア放送衛星(ABS)の「ABS-3A」と、パリに本社を置くユーテルサットの「EUTELSAT 115 West B」の通信衛星2機が「SpaceX Falcon 9」ロケットを使って同時に打ち上げられる予定。

今回製造完了した軽量・低コスト化した「ボーイング702SP型小型衛星」は、効率的な軌道修正が可能になる。ボーイングは、この4年間で3機種の新型衛星を開発しており「702SP型」のほか「702MP型」と「502 Phoenix」がある。

ボーイング衛星システムズインターナショナルのマーク・スピワック社長は「航空宇宙企業として初めて優れた性能と運用性を兼ね備えた全電動衛星の開発に成功し、顧客からの契約から3年足らずで702SP型衛星初号機2機を完成させた。周回軌道上での電動推進実績が21万時間を超える新開発の高性能・軽量推進システムは、コスト低減という大きな利点を提供できると確信している」と述べている。

《レスポンス編集部》

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